2014年5月 6日
スーパーローカルヒーロー

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尾道にれいこう堂と言うレコード屋さんがある
(今は無農薬の野菜や子供用の古着やら炭やらポン菓子やら
いろいろのお店になっている)
そこの店長ノブエさんは
尾道の音楽好きの若者達のヒーローだ
エゴラッピンとノブエさんの出会いは
大阪のインディーズ時代にわたしたちをノブエさんが
尾道へライブで呼んでくれたのがきっかけである
初めての尾道のライブ会場は隣島の向島
お花の蘭がたくさん飾られた蘭の会場
その名も洋蘭センター
ノブエさんもバンドを呼ぶのが初めてで
その会場でライブをするのも初めてで
会場に着いたらたくさんのボランティアの若い子達が
にこやかにあたふたと動き
その中でのぶえさんが赤いペンをほっぺたにぴっっとつけ
あたふたと動き
日に焼けた顔して「よくきてくれました」と
握手をしてくれた
のんびりした瀬戸内の島のてっぺんにある蘭の会場は
地元の若者とノブエさんの一生懸命で
とっても素敵な手作りライブハウスになった
こんな場所に人が来るのだろうかと心配していたのだけれど
開場前にはたくさんの車がやってきてたくさんの人が遊びに来てくれた
ノブエさんががんばってお客さんを呼んでくれたその手作りライブを
わたしはずっと忘れない

メジャーになってNIGHT FOODのアルバムをだし
ぽっと売れたときも
ノブエさんは洋蘭センターへわたしたちを呼んでくれた
でも今までと何か雰囲気が違う
ステージと会場の間に柵があったのだ
今までの手作りライブにいきなり柵が登場して
わたしは一気に冷めてしまい
柵を取りたいと頼んだのだが
将棋倒しになってけが人がでたら危ないと言われ
「取りたい!!」「取れない!!」 「取りたい!!!」「取れない!!!」
の押し問答
そこへ ノブエさん 
「わしも取りたいんじゃ!」
っと さっと駆け寄って来た
するとノブエさん
「よしっ!!!わかった!!
それじゃ柵の変わりに花を置こう!!!
花を置いたら誰も踏まんっ!!!」
っといつも穏やかなノブエさんが力強く言い放った
強い説得力に促され
柵は取られることになった
そしてバンドとお客さんの間には
柵の変わりに満開に咲いた蘭の鉢とノブエさんを含む若い子達が
横並びで手をつないで
必死になってガードしてくれたのだ

そんな尾道のライブを洋蘭センターのライブを
わたしはずーーーーーーーっっと忘れない


みんなみんなノブエさんを慕う
みんなみんなノブエさんを尊敬する

花を置けばだれも踏まんっと言った
美しいめがねのおっちゃん ノブエさん

みんなみんなノブエさんが大好きなのだ


その動物的でまっすぐな人柄にやられた若者達が
ノブエさんのドキュメント映画を作ってしまったのだ

その名も「スーパーローカルヒーロー」

311以降 福島の子供達を尾道へ避難させたいとカンパをもとめ
貯金をくずし
困ったひとにはさっと手をさしのべ
さっとカブでさってしまう
日に焼けた月光仮面 ノブエさん


美しいおっちゃんの行動は人のこころを
ぐいぐいと突き動かしてくるのだ

そんなノブエさんの映画のクランクアップに
尾道までいってきました
少しのトークショーと少しのライブをして
またまたたっぷりの愛あふれるごちそうをいただきに
行って来た一泊二日の小旅行
青柳拓次くんも二階堂和美ちゃんもモアリズムのみなさんも
大阪モノレールの中田さんもみんな駆けつけた
ノブエさんに会いにかけつけた
りっぱなフェスだ!

ノブエさんに会うといろんなことに気づかされる
大人になって都会に住んで
大きな荷物を背負っている自分に気づかされる
瀬戸内の波と風と強烈な陽射しの中で
わたしは荷物をおろし 目を細めて言うのだ
「あああ、、、気持ちいいい、、、、」


本当のヒーローはテレビの中じゃなくて
きっとみんなのそばにいるのだ


この映画がたくさんの人の目に触れる
チャンスがあればいいとこころから思う


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